AIで長編小説は書けない?設定崩壊を防ぎ、感動まで生み出す「小説エンジニアリング」の手法を公開【カクヨム投稿中】

AIで長編小説は書けない?設定崩壊を防ぎ、感動まで生み出す「小説エンジニアリング」の手法を公開【カクヨム投稿中】

https://www.youtube.com/watch?v=vspN8atlMzk

AIで長編小説は書けない?設定崩壊を防ぎ、感動まで生み出す「小説エンジニアリング」の手法を公開【カクヨム投稿中】 #

動画分析:AIによる長編小説執筆手法 #

1. 概要 #

投稿者のAliceは、AIを使って長編ライトノベルを執筆する手法「Wonderland Engine」を紹介しています。彼女は「カクヨム」に既に3作品を投稿しており、特に「無能と蔑まれた鑑定士」が好評を得ています。現在は10部構成・100万文字を目指す「レベルブレイカー」を執筆中です。

2. 主要なポイント #

Wonderland Engineのシステム構造 #

3つのコアJSONファイル:

  • Canon Bible(正典): AIが絶対に破ってはいけない設定・ルールを記載した「憲法」
  • Plot Master: 章ごとの大まかなプロット、キャラクター動線、意図的な挫折シーンの計画
  • 伏線管理チェックリスト: どの章で伏線を張り、どの章で回収するかを管理

執筆プロセス(3ステップ) #

  1. 詳細なシーンリスト作成
  2. シーンリストに基づいた本文執筆
  3. Story State(物語の状態)を記録・更新

AI使い分け戦略 #

  • Claude 4.5 Opus: 創造性・世界観構築
  • ChatGPT: JSON変換などの精密処理
  • 使用制限に達した場合でもJSONファイルがあれば別環境で継続可能

実績 #

  • 最初のプロトタイプ(13章、68,000文字)を約4時間で完成(実作業30分)
  • 設定の一貫性を維持しながら、感動的なシーンまで生成できた
  • 現在はバージョン3に進化し、3層構造で一貫性を強化

3. 重要な洞察 #

「小説エンジニアリング」というアプローチ #

Aliceは自身を「小説家」ではなく「Novel Engineer(小説エンジニア)」と位置づけ、手書き作家への敬意を示しつつ、AIを使った創作手法を探求する姿勢を明確にしています。

システム化の重要性 #

「物語を書くのではなく、システムとして構築する」という発想転換により、AI特有の問題(設定忘れ、キャラクター崩壊、矛盾)を克服しました。

汎用性 #

プロトタイプは『不思議の国のアリス』のパロディで作りやすかった面もあるが、システム自体は汎用的で、異なるジャンルにも適用可能と評価しています。

4. 印象的な発言 #

“68,000文字の一貫性を維持できた理由は、このJSONファイルのおかげ”

“物語を書くのではなく、システムとして構築することにした”

“自分のAIが書いたものでクスッとすることはなかったが、この作品はクスッとするシーンをかなり書いた”

“手書き作家の職人技を尊重し、その中でAIを使う方法を探求する立場でやっている”

5. 今後の展望 #

  • AI生成物語の映像化・可視化に挑戦予定
  • 音声・映像を含む新しいエンターテインメント作品の制作を目指す
  • 継続的にComfy UIでの画像生成も実施

評価: この動画は、AIによる長編創作における技術的課題を、エンジニアリング的アプローチで解決した具体例として非常に参考になります。JSON管理による設定の一貫性維持は、法律文書の構造化管理にも応用できる考え方かもしれません。